アメリカの学校の特徴

アメリカが留学先として多くの国から選ばれることには理由があります。
大学という教育の場所がそこに通う人に与える影響を仮に「大学力」と呼ぶなら、アメリカにある多くの大学はとてもその大学力に優れたシステムを複数もっています。
その基幹となっているのは柔軟な教育方法と、学生や研究者に対しての手厚いサポート体制、さらに学習しやすい環境の整備があるということです。
アメリカは国内の学生を前提とした就学システムではなく、より多くの留学生を受け入れるためのしくみを整えているということもまた、留学先として多くの国から選ばれる理由になっています。

アメリカの大学においては「ダイバーシティ(多様性)」が重要であると考えられているため、大学内には人種や文化、宗教、年齢に制限をかけることなくより広い場所からの就学生を受け入れています。
中でも特に留学生の多いボストン大学における留学生の出身国は100カ国以上にもなっており、入学のための試験も学力ばかりでなくそれまで行ってきた課外活動やボランティア活動など経歴の幅広さも重要視されるしくみになっています。

また実際に勉強をするというときには、非常に数多い専攻分野の中から自分にあったものを選ぶことができるようになっています。
アメリカ全土にある大学で選ぶことができる専攻分野は900を超えると言われており、かつ一度決めた専攻分野も在学中に自由に変更することができるという柔軟性もあります。
一度に複数の専攻をすることができたり、卒業の時期を早めたり、在学中に他の大学へ編入したりといった学生側のニーズに合わせた教育システムが整えられています。
アメリカンの大学の専攻の特徴として、何か特定分野を専門的に学ぶのではなく一般的な教養を高めることができる「リベラルアーツ・カレッジ」という施設もあります。
これは専攻分野を限定するのではなく、幅広い分野で教養を全体的に高めるための課程をとるというものです。
リベラルアーツ・カレッジでは少人数教育が前提となっており、個々人が主体となって自分から積極的に参加していくという方法で授業が行われています。

アメリカの大学はそのような柔軟性を維持することで、世界的に類を見ないほどの高い教育水準を保っています。
これまでのノーベル賞受賞者の数多くがアメリカの名門私立大学出身であることからわかるように、学習をするにも研究をするにもハイレベルな環境であると言えます。
その理由は教育の柔軟性や施設のよさに加え、教育方法が学ぶ学生側を主役とした個々人の能力を最大限に伸ばしていくことができるようにするという大きな目的を持っているためというふうに分析できます。
その分学生側には受け身ではない自分からいく姿勢が求められますが、やる気次第でいくらでも知識や技術を身につけることができるという日本ではまずできない設備制度ができているのです。