留学のメリット

留学をすることのメリットを語るなら、先日亡くなったスティーブ・ジョブスの言葉がとても参考になります。
スティーブ・ジョブスはその鮮烈な人生の中で数多くの名言を残しましたが、中でも有名なのがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチです。
全文を引用するととても長い文章なので興味のある方は検索をしてもらいたいのですが、その内容全てが大変素晴らしく感動的なものです。
中でも最も有名な一節が「もし今日が僕の死ぬ日だとしたら、今からしようとしてることを本当にするのだろうか(“If today were the last day of my life,would I want to do what I am about to do today?”)」というものです。
実際アメリカのIT系技術を学べる大学への留学をした学生の多くが、この言葉に影響を受けたことを話しています。

この言葉とスピーチ全文の内容を簡単にまとめるならば、その趣旨となっているのは「変わるこの大切さ」です。
上記の言葉の意図するものは、もし今日が最後の日だとしたらと自分に言い聞かせることで、なんとなく惰性でその日の行動を決めてしまうことを戒めているという意志です。
ジョブスはこのスピーチのしめくり部分で「ハングリーであれ、愚かであれ(“Stay hungry,stay foolish”)」という名言も残していますが、これもスピーチの流れとして周囲の常識や大多数の意見に流されるのではなく常に自分を変え挑戦していくという気持ちを忘れてはいけないというふうに解釈されています。

スティーブ・ジョブスの話が長くなってしまいましたが、留学をして成功だったと感じている人の話を集めるとやはりこの「変わる」ことの大切さを強く実感したことが多く挙げられています。
考えてみれば、留学はしなくても別に自分の将来を決めることはできます。
むしろ留学という遠回りをしてしまうことで、他の国内の学校で過ごしている人たちの進むコースから外れてしまい、就職活動などで不利になってしまうこともあるかもしれません。
ですが本当に自分のやりたいことがある場合や、このままでは自分の生活が単調なまま過ぎていってしまうというふうな危機感があるときには、そのまま惰性で過ごすことを選ばず思い切って海外留学という選択はとてもよい方法です。

留学をすることで身につけることができるのは、語学力や高度な学習内容ばかりでなく海外という周囲に頼れる人が少ない状況の中で自分なりの生活をしていくという強さと、多様な人が暮らす場所で適応していく能力です。
留学経験を通して世界には自分と違った文化背景や思想を持った人がいることを知ることで、国内に戻ってからの活動に大いに役立たせることができます。
また、変化することを恐れず自分の力を信じて物事に前向きに取り組んでいくことができるという人間力も自然と自分のものにしていくことができるのです。